世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーターの創業者レイ・ダリオ氏はこのほど、米国メディアの取材に対し、人民元は大多数の人が予想しているよりも短期間で世界の主要な準備通貨になるとの見方を示した。
ダリオ氏は『CNBC』の取材に対し、今後数年間で人民元の役割がますます拡大して使用範囲も広がり、国際貿易と金融取引で人民元建て決済が増えるとの考えを明らかにした。
国際通貨基金(IMF)のデータによると、現在は米ドルが世界最大の準備通貨として世界の外貨準備に占める割合が約60%に達する一方、人民元の割合は約2%にとどまる。同氏は、世界の外貨準備に占める人民元の割合が今後5-10年の間に10-15%に上昇すると予想した。
同氏は、デジタル人民元が国際的に認められ、金利水準に魅力があれば「非常に現実的な」投資対象になるとの見解を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月14日