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発信時間：2021-06-15 11:55:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　夏の到来に伴い、夜の消費も今回の消費促進の重要な力の入れ所になっている。「経済参考報」の調べによると、このほど北京市、上海市、南京市、西安市などの都市が次々と関連措置を打ち出し、「飲食、観光、買い物、娯楽、体験」などを一体化させた夜間消費市場を構築し、「ナイトタイムエコノミー」の開発を強化している。

 

　艾媒咨訊が発表した最新の「中国ナイトタイムエコノミー最新発展報告書2021」によると、中国のナイトタイムエコノミーの規模は昨年末時点で30兆元を突破し、2019年同期比で5.0％増となった。今年は36兆元にのぼる見通しだ。各地が「ナイトタイムエコノミー」の発展の取り組みを強化し、消費の緯度をさらに広げ、消費拡大の新たな空間を切り開くと分析・指摘されている。

 

　さらに多くのボーナスが持続的に引き出されていることに注意が必要だ。商務部などの17部門は11日に発表した「県域ビジネス体制の建設、農村消費促進の強化に関する意見」の中で、第14次五カ年計画期間（2021−25年）に「県域ビジネス建設行動」を実施するとした。県域で統一的に計画し、県政府所在地を中心とし、郷鎮を重点とし、村を基礎とする農村ビジネス体制を構築・改善する。2025年までに条件を備える地域で、すべての県にスーパーチェーンと物流配送センター、郷鎮に商貿センターを置き、すべての村に宅配サービスを提供できるようにする。農村EC業者（店）を年平均100万増やし、30の国家級農産物産地専業市場を育成し、農産物を取り扱う公共性市場の地市級カバー率を40％から60％に上げる。

 

　文化・観光消費を盛り上げる措置も次々と打ち出されている。文化・観光部はこのほど通知を発表し、政策支援の強化、旅行会社発展支援の支持の一連の手配を行うとした。農業農村部弁公庁、中国農業銀行弁公室が共同で文書を発表し、レジャー農業及び農村旅行の発展への金融サポートを強化した。文化・観光部は「『十四五』文化・観光科学技術革新計画」を印刷・配布し、条件が成熟した文化・観光テック企業による社債発行及び上場による資金調達を支持・促進した。

 

　文化・観光部資源開発司の単鋼新司長は、「我々は国家発展改革委と共に『国民休暇綱要（2021−35年）』を策定中だ。有給休暇制度の全面的な実行を促し、休日の消費を拡大し、一般人の観光の需要を満たし、観光消費の潜在力を絶えず引き出す」と述べた。

 

　商務部研究院流通・消費研究所の王岩研究員は「経済参考報」に、「消費促進の全面的な取り組みに伴い、自動車、家電、家庭生活などを含む大口商品の消費、飲食、文化・娯楽、観光などの伝統的なサービス消費、デジタル文化、ヘルスケア、情報などの新興人気消費がさらに活性化する」と述べ、次のように続けた。

 

　国内の感染対策の常態化に伴い、消費シーンの制限はほぼなくなった。人々が外出と消費に自信を深めているが、これは消費の回復にとって有利だ。同時に高品質の歩行者天国、国際消費中心都市の建設の持続的な推進、県域ビジネス体制及び物流配送体制の漸次的な改善を背景とし、都市と農村の消費供給が持続的に最適化する。これは消費高度化の需要をより良く満たし、消費の潜在力を全面的に引き出す上で有利であり、第14次五カ年計画の初年度の消費促進・内需拡大の確かな基礎を固める。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2021年6月15日

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