商務部(省)がこのほど発表したデータによると、今年5月には内需拡大と消費促進の政策・措置が引き続き効果を発揮し、全国的な「消費促進月間」活動も成功して、中国消費市場は引き続き安定回復傾向を維持した。同月の全国社会消費財小売総額は前年同期比12.4%増、2019年同期比9.3%増の3兆6千億元(1元は約17.1円)に上った。1-5月の社会消費財小売総額は同25.7%増、19年同期比8.7%増の17兆4千億元だった。人民日報が伝えた。
中級・高級志向の消費が急速に増加した。5月の商品小売額は同10.9%増となり、そのうち限度額以上の企業(年商200万元、従業員40人以上)の金・銀・ジュエリー小売額は同31.5%増、化粧品小売額は同14.6%増だった。1-5月の海南離島免税売上高は前年同期の3.1倍増加した。
コモディティ消費が緩やかに増加した。5月の限度額以上の企業の自動車小売額は同6.3%増、家具小売額は同12.6%増、建築材料小売額は同20.3%増だった。新エネルギー車の販売量は同1.6倍増加の21万7千台となり、同月の自動車販売量に占める割合は10.2%に達した。
サービス消費が急速に回復した。5月の飲食店売上高は同26.6%増、19年同期比2.7%増となった。1-5月期は同56.8%増で、19年同期の水準にほぼ達した。5月の映画興行収入は19年同期比31%増だった。
新型消費が急速に発展した。1-5月には、実物商品のネット小売額が同19.9%増の3兆9千億元に達し、社会消費財小売総額の22.6%を占めた。全国の宅配便業務量は同約50%増の396億5千万件に達した。国家級ネットショッピングイベント「双品網購節」の期間には、一連のECプラットフォームでスマートウェアラブルデバイス、オーダー家具、除菌機能付き洗濯などのスマート化した商品、オーダーメイド商品、ヘルスケア関連商品の売上高が同60%以上増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年6月20日