ここ数年、中国の越境ECの輸出入額が持続的な急増傾向にあり、対外貿易発展の新たな注目点になっている。商務部(省)など6当局がこのほど共同で通達した「越境EC小売輸入試行事業の拡大と監督管理要求の厳格な実施に関する通知」は、越境EC小売輸入の試行事業をすべての自由貿易試験区、越境EC総合試験区、総合保税区、輸入貿易イノベーション促進モデルエリア、保税物流センター(Bタイプ)の所在都市(及びエリア)へ拡大する方針を明確に打ち出した。
統計によれば、2020年に中国の越境EC小売輸入額は1千億元(約1兆7000億円)を突破した。同年には越境EC総合試験区が46ヶ所増えて105ヶ所になった。これまでに試験区内に330ヶ所を超える産業パークが建設され、300万人を超える雇用が生まれた。また現在、中国越境ECの海外倉庫は1800ヶ所以上あり、20年の増加率は80%に達し、総面積は1200万平方メートルを超えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年6月21日