中国人民銀行の范一飛副総裁は8日、国務院政策定例会見の席上、「人民銀行はデジタル人民元の試行範囲を引き続き拡大する自信を持つ。デジタル人民元は主にホワイトリスト招待方式を採用。現在のホワイトリストユーザー数は1000万人にのぼる。北京冬季五輪会場が次の重点試行領域だ」と述べた。
また范氏によると、ビットコインを始めとする個人のデジタルマネーがすでに投機ツールになり、また違法経済活動の資金洗浄ツールに成り下がり、金融安全及び社会の安定を脅かす潜在的なリスクになっている。個人のデジタルマネーに対して、人民銀行は一部の措置を講じており、現在は観察・研究の段階にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月9日