水利部は2021年生態文明貴陽国際フォーラムにて、2020年度の「中国水資源公報」を発表した。それによると、昨年の全国の降水量及び水資源総量は例年の平均値を大きく上回った。中・大型ダム及び湖沼の貯水が全体的に安定し、全国の水使用総量が19年をやや下回った。水使用効率がさらに上がり、水使用構造の最適化が続いた。
水利部水資源管理司の陽得瑞司長はフォーラムの席上、「昨年の全国水資源総量は例年の平均値を14%上回る3兆1600億立方メートルだった。地域別に見ると、南方地区の水資源量が79%を占め、北方地区は21%となっている」と紹介した。
全国水使用総量は5812億9000万立方メートル。用途別に見ると、全国の工業用水、農業用水、生活用水が昨年いずれも減少し、人工生態環境給水が57億4000万立方メートル増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月14日