中国人民銀行(中央銀行)は、今月15日に金融機関の預金準備率を0.5ポイント引き下げることを決定した(すでに預金準備率が5%の金融機関を除く)。この引き下げにより約1兆元の長期資金を供給し、金融機関の資金コストを毎年約130億元減らす。
国務院新聞弁公室が13日午後に開いた上半期金融統計データ状況会見において、中国人民銀行金融政策司の孫国峰司長は、「今回の預金準備率引き下げは金融政策が常態化した後の通常の流動性操作であり、穏健な金融政策の方針に変化はない」と述べた。
秩序正しく設立が進められている、実体経済に直接届く構造性金融政策ツール「炭素排出削減支持ツール」について、孫氏は「同ツールの設計は、市場化・法治化・国際化の原則に基づき、オープンで透明性が高く、操作・計算・検証が可能だ。ツールの正確性と直達性を保証する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月14日