商務部が14日に発表したデータによると、今年上半期の中国の実行ベース外資導入額は6078億4000万元で、前年同期比28.7%増、2019年同期比27.1%増となった。
業種別に見ると、ハイテク産業が外資導入の注目ポイントとなった。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は前年同期比39.4%増。うちハイテクサービス業は42.7%増、ハイテク製造業は29.2%増となった。サービス業の実行ベース外資導入額は同33.4%増の4827億7000万元だった。
地域別では、中国東部、中部、西部地区の実行ベース外資導入額はそれぞれ29.7%、33.6%、6.1%増加した。
「世界的に新型コロナウイルス感染症の流行が依然として厳しい状況にある中で、中国の上半期の外資導入の成果は大きかった」と、対外経済貿易大学中国WTO研究院の屠新泉院長は述べた。
「ハイテク産業の外資導入が持続的に増加すると同時に、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の共同建設の提唱により、関係国の中国経済に対する理解が一層深まり、中国市場への信頼がますます高まっている」
下半期の外資導入の動向について、屠新泉氏は「一連の対外開放の拡大と外商投資促進措置によるサポートと保障の下、我が国のビジネス環境は持続的に改善され、外資導入は良好な成長の勢いを維持し、外資系企業の中国市場に対する満足度は上昇し続けるだろう」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月15日