完全に独自の知的財産権を持つ中国の時速600キロの高速リニア交通システムが20日、ラインオフした。これは世界初の設計上の時速が600キロにのぼる高速リニア交通システムだ。

　時速600キロの高速リニアとは新鮮な言葉ではなく、各級政府の文書と計画に近年頻繁に上がっており、しばしば報じられている。しかしこの言葉は常に人々から注目を浴び、人々は常に未来のよりスムーズでスピーディーな生活を想像する。その裏側には、科学研究者による世界のレール交通技術の一大「高地」に立とうとする取り組みがある。

　時速600キロの高速リニア交通システムのラインオフは、中国が高速リニアのフルセットの技術及び実用化の能力を把握したことを意味する。これはリニア技術そのものの進展であり、関連する新技術や新材料の応用などに対してけん引力を発揮する。

　科学研究者のたゆまぬ努力は詰まるところ、経済・社会の発展に奉仕しなければならない。時速600キロの高速リニア交通システムのラインオフはまた、地域及び都市間のルート化交通建設でまた一歩前に出たことを意味する。600キロの時速はこれに可能性を与えた。専門家は目標時速を600キロと設定することについて、これは中国の国土空間スケールと主要都市間の距離と関係していると説明した。北京、上海、広州のような中核大都市の間隔は1000キロ以上にのぼる。これらの大都市クラスタを結び、かつ時間効果で優位性を発揮するためには、2エリア間の停車を含めた移動距離を3時間にするのが理想だ。