ますます成長が加速する中国の新エネ車産業

ますます成長が加速する中国の新エネ車産業。

タグ:新エネ車産業

発信時間:2021-08-11 10:58:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



北京新能源汽車股份有限公司黄驊支社の最終組立ラインで働く従業員(写真=新華社提供)


   新エネルギー車の発展は中国が自動車大国から自動車強国へとまい進するために避けて通れない道であり、気候変動に対応し、グリーン発展を推し進めるための戦略的措置でもある。このほど開催された中国共産党中央政治局会議は、新エネ車の発展の加速を支持するとした。 


   産業アップグレードの趨勢とグリーン消費という新たなニーズに合わせて、中国の新エネ車産業は急速発展期に入った。中国自動車工業協会のデータによれば、今年1~6月、中国における新エネ車の生産および販売台数はいずれも120万台を超え、それぞれ121万5000台と120万6000台に達し、前年同期比で2倍増加した。また、2019年同期比ではそれぞれ94.4%、92.3%増となった。


  「新エネルギー車産業発展計画(2021~2035年)」は2025年までに新エネ車の新車販売台数が自動車全体の約20%に達し、2035年までに純電気自動車が新車販売の主流になると提起している。 


  「新エネ車産業の発展は自動車産業のモデルチェンジのカギだ。新エネ車が持続的に増えていくに従い、二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標を実現するため、自動車業界はしかるべき貢献を果たしていく」と、中国自動車工業協会常務副会長兼秘書長の付炳鋒氏は言う。 


   2021年5月末の時点で中国の新エネ車保有台数は約580万台に上り、世界の約50%を占めている。同時に、新エネ車の付帯施設もますます整備が進んでいる。今年4月の時点で全国に建設された充電スタンドは6万5000カ所、バッテリー交換スタンドは644カ所、各種の充電ポールは187万基で、176の都市をカバーする5万キロ超の高速道路急速充電ネットワークが完成した。 


   新エネ車産業の発展は好調な勢いを見せているが、まだ努力によって難関を乗り越える肝心な時期にある。工業・情報化部の辛国斌副部長によると、政策支援とイノベーションの推進で中国の新エネ車は急速に成長し、産業チェーンの川上から川下までほぼ一貫して揃っている。しかし、重要なコア技術に関するイノベーション能力は強くなく、インフラ建設で遅れがみられるといった際立った問題がまだ存在している。 


   それに対し、工業・情報化部は新エネ車の品質に対する監督管理をさらに強化し、完成車の電動化とインテリジェントコネクテッド技術などのさらなる融合を促進し、充電や駐車に関する各種サービスを整備し、公共交通の電動化水準を高め、関連産業チェーンのレベルを効果的に引き上げ、新エネ車の質の高い発展を推し進めるとした。


「北京週報日本語版」2021年8月9日

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