都市部・農村部のデジタルデバイドが徐々に縮小 非ネットユーザーはまだ4.02億人
統計によると、21年6月末現在、中国の農村部のネットユーザー規模は2億9700万人で、ネットユーザー全体の29.4%を占める。都市部は7億1400万人で70.6%を占める。
専門家によると、インフラと関連のデジタル化サービスという「ソフト面とハード面」が絶えず充実し、これに伴って農村部住民と都市部住民とのネット普及率の開きが徐々に縮小している。
中国インターネット協会諮問委員会の高新民委員は、「一方で、農村のネットインフラ建設は絶えず整備が進められている。全国の行政村の光回線開通率と4G通信開通率は99%を超え、農村と都市の『同一ネットワーク・同一速度』が実現した。また一方で、農村のデジタル経済の新業態が徐々に形成され、ライブコマースを代表とするネット新モデルが販売促進力を発揮して、農産品ネット販売を主導する新たなルートになった」と述べた。
ネットユーザーの規模増加に注目すると同時に、非ネットユーザーの存在も重視しなければならない。
同報告によると、21年6月末現在、中国の非ネットユーザー規模は4億200万人だった。ネットを利用しない主な原因は、利用する知識が足りない、設備が整っていない、などだった。
専門家は、「デジタル技術が飛躍的に発展すると同時に、非ネットユーザーにもより多く関心を払わなければならない。非ネットユーザーの文化教育レベルとデジタル技術利用の能力の向上を重視し、より多くのスマート化・パーソナル化した高齢者向けの製品・サービスを開発し、ネットサービスの円滑化レベルを引き上げるなどさまざまな方法によって、非ネットユーザーもデジタル時代の巨大なボーナスを享受できるよう支援する必要がある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月29日