中国と欧州の貿易・経済関係、中欧班列で一層緊密に=露メディア

中国と欧州の貿易・経済関係、中欧班列で一層緊密に=露メディア。

タグ:中欧班列

発信時間:2021-08-29 15:52:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ロシア戦略文化財団はこのほどウェブサイトに掲載した記事で、中欧班列が中国と欧州の貿易と関係を一層緊密にしたとの見解を示した。中国の巨大な消費市場に後押しされ、近年は中欧班列の増便と延伸が進み、欧州の沿線都市で雇用の増加、インフラの改善、新しい活力の喚起につながっている。


 記事によると、6年前に1日わずか2本だった欧州行き中欧班列は、2020年に1万2406本に増え、今年上半期は計7377本が運行された。今やこの「シルクロード」はドイツと中国の50都市を結び、アジアと欧州の23カ国168都市をつないでいる。


 記事は、中国の太平洋沿岸から大西洋に到達する場合、他のルートよりも中欧班列が経済的で早いと指摘。ベルギーのヘントを出発する貨物列車は16日間でボルボの自動車200台を中国の西安へ送ることができるが、海路では40日かかると説明した。


 中欧班列の急速な発展は、停車する各都市が地域経済で果たす役割に影響を与えている。遠隔地の小規模な都市は物流に力を入れ、規模が比較的大きい都市は発展のチャンスがもたらされ、雇用が増えて生活水準も向上した。


 また、ドイツのデュイスブルクはかつて地元の鉄鋼・石炭産業の中心地だったが、産業政策変更などの影響を受け大量の失業者を出した。しかし、ライン川とルール川の合流点に位置するこの都市は重要なターミナルとなっており、中欧班列の開通後に大きく発展。現在、デュイスブルクに毎日到着する貨物列車の5分の4は中国発で、水路と陸路を通じて欧州各地に貨物を運んでいる。関連業務の従事者は約5万人と、都市全体の労働力の15%に相当し、100社以上の中国企業が支店を開設。平凡な河港都市は影響力のある総合的な大陸間物流センターとなった。


 欧州は、世界最大の消費市場として商品の23%を消費する中国から恩恵を受けている。中欧班列は中国と欧州の貿易を促進するだけでなく、欧州で雇用を創出し、欧州の人々の中国に対する理解を深めることで、中国と欧州の距離をますます縮めた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月29日

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