住宅・都市農村建設部が31日に発表した情報によると、都市更新行動の実施における大規模な解体・建設問題の防止に関する通知がこのほど発表された。通知は、ボトムラインの画定を堅持し、都市更新の変質を防止し、大規模な解体を厳しく制限するよう求めた。また残せる物を極力残すことを堅持し、都市の記憶を全力で留め、既存の建築物を保留・利用し、旧市街地の構造とスケールを保つとした。通知の内容は下記の通り。
違法建築物及び専門機関が危険家屋と認定した修繕・保留の価値を持たない建築物を除き、現状の建築物の大規模かつ集中的な解体を行わない。原則的に、都市の更新単位(片区)もしくはプロジェクト内の建築物解体面積は、現状の総建築面積の20%未満とする。必要な公共サービス施設を付け加えることを除き、旧市街地の建設規模を大幅に拡大せず、既存の密度と強度を損ねず、資源環境の負担の圧力を増やさない。原則的に、都市の更新単位(片区)もしくはプロジェクト内の解体・建設比を2未満とする。
歴史的な建築物及び保護価値を持つ古い建築物を勝手に移動・解体してはならず、規制に反し修繕を怠る、修繕しても使わない、長期的に放置することを認めない。旧市街地の伝統的な構造及び路地の脈絡を破壊してはならず、勝手に道路を真っ直ぐにしたり広げたりしてはならず、大通りと大広場を建設してはならない。旧工業団地、旧ビジネス街、旧住宅地などのきめ細やかな修繕、リノベーションを奨励する。建築物の高度を厳しく制限し、旧市街地の特色ある構造と脈絡を最大限に留める。
地形を破壊せず、古い樹木及び郷土色ある既存の樹木を伐採・移動せず、山を崩し湖を埋めない。勝手に河川・湖沼を変化させたり占有せず、勝手に歴史的価値ある公園を改修しない。大きさばかりにこだわり、外国に媚び、奇抜さを求めるという乱れを撲滅し、建築物の剽窃・模倣・海賊版行為を厳禁する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月1日