25日、2021中国企業トップ500ランキングが発表された。ランキングによると、2021中国企業トップ500の営業収入と純利益の総額は増加し、資産拡張がやや加速した。1000億元規模の企業は222社に増え、産業構造の最適化も進んだ。

　ランキングによると、2021中国企業トップ500の規模は逆境の中で成長を遂げ、営業収入は89兆8300億元(前年比4.43%増)に達した。同期の世界トップ500社の営業収入は4.81%減少した。2021中国企業トップ500の営業収入上位10社は以下の通り。国家電網有限公司、中国石油天然気集団有限公司、中国石油化工集団有限公司、中国建築股フェン有限公司、中国平安保険 (集団) 股フェン有限公司、中国工商銀行股フェン有限公司、中国建設銀行股フェン有限公司、中国農業銀行股フェン有限公司、中国人寿保険 (集団)公司、中国鉄路工程集団有限公司。

　2021中国企業トップ500の利益総額は6兆元に達し、前年のトップ500社と比べて7.75%増加した。純利益は前年のトップ500社より4.59%増の4兆700億元となった。

　中国企業連合会の朱宏任常務副会長兼理事長は、「中国企業トップ500ランキングの入選最低ラインを見ると、今年のトップ500ランキングの最低ラインは392億元で、一昨年は330億元、昨年は360億元だった。年を追うごとにステップアップし、中国企業の成長ペースは非常に安定していると言える」と述べた。

　2021中国企業トップ500ランキング入選企業のうち、営業収入が1000億元を超えた企業は222社で、前年の217社から5社増え、数では引き続き堅調な推移を見せている。同時に、8社の営業収入が1兆元の大台を突破した。ランキングによると、「第13次五カ年計画」期に、1000億元規模の企業は70社増加した。来年は1兆元規模の企業が初めて10社を突破する見通し。

　朱宏任氏は、「新しい発展理念を堅持することは、大企業にとって非常に重要である。これにより、大企業はイノベーションをより一層重視し、実体経済に一層注力することで、より大きな発展空間を得ている」と話した。