「金の9月、銀の10月」は伝統的な金市場の販売のピーク期だ。国慶節を控え、記者が複数のジュエリー店を取材したところ、金の問い合わせと購入のため訪れる利用客が依然として多かった。特にゴールドジュエリーに多くの消費者が集まり、若者の姿も少なくなかった。
業界関係者によると、中国人消費者のゴールドジュエリーの需要が近年持続的に増加し、市場が絶えず盛り上がっている。製品革新・設計能力の持続的な強化に伴い、若い消費者がゴールドジュエリー市場の重要な成長源になっている。
今年1-8月のゴールド・シルバージュエリーの小売額は前年同期比45%増の1980億元にのぼった。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータによると、中国のゴールドジュエリーの需要は今年上半期に急増した。過去6年で最も好調だった第1四半期を経て、中国のゴールドジュエリー消費量は今年第2四半期に安定に向かった。上半期のゴールドジュエリーの需要は前年同期比122%増の338トンにのぼり、コロナ前の水準に並んだ。
ゴールドジュエリーの消費の力強い回復により、A株のジュエリー業界上場企業の大半が今年上半期、優れた業績を手にした。売上と利益のダブル増を実現した。
WGCが発表した「中国ゴールドジュエリー小売末端趨勢洞察2021」報告書は、上半期のゴールドジュエリー市場の前年同期比の回復の主な原動力は、中国経済の力強い回復だったと判断した。新型コロナウイルスの感染拡大が効果的に封じ込められ、中国が多くの支援策を打ち出し、さらに上半期の中国全土の1人平均可処分所得が前年同期比で実質12%増となったため、消費者によるゴールドジュエリーを含む消費財の支出が増加したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月29日