「ポストコロナ時代」の国慶節長期連休はついに、省を跨ぐ観光の再開を迎えた。去哪児ビッグデータ研究院の分析によると、7連休中の観光客数は昨年の8日間の大型連休に近い延べ6億人超にのぼる見通しだ。
国務院の最新の感染対策ガイドラインによると、原則的には全業界に対して画一的な対処は行わない。感染対策と中・高リスク地域管理措置を結びつけ、省を跨ぐ観光経営活動の連動管理を実施するという。
観光業界アナリスト、景鑑智庫創業者の周鳴岐氏は、「全体的に見ると感染症は消費に影響を及ぼすが、各種ハイエンド消費の回復も見られる。海南免税消費データの急成長、連休中の各大都市の高級ホテルの満室などは、国内の消費高度化の流れが依然として力強く、消費市場にさらなる発掘の余地が残されており、供給側の更新が必要なことを示している」と述べた。
今年の中秋節の3連休中、重慶市でグランピングが密かなブームになった。多くの業者は、感染対策を背景とし、グランピングが次の観光業のブルーオーシャンになる可能性があると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月28日