中国は2030年のCO2排出ピークアウト、2060年のカーボンニュートラルの実現を予定している。史上最短の期間内にその目標を達成する。
中共中央と国務院はこのほど「新たな発展理念の十全かつ正確で全面的な貫徹によるCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動の徹底に関する意見」を印刷・配布し、10方面の31件の重点任務を掲げた。CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルのロードマップ及び施工図を明確にした。
CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標達成には、財政・税制からの支援が不可欠だ。同意見は今回、次の4つの要求を掲げた。(1)各級財政部門はグリーン・低炭素産業の発展、技術の研究開発などへの支援を拡大する。(2)政府のグリーン調達標準を十全にし、グリーン・低炭素製品の調達を拡大する。(3)環境保護、省エネ・節水、新エネ・クリーンエネルギー車及び船舶の税優遇を実施する。(4)CO2排出削減関連の税制などを研究する。
他に財政部が中心になり、「財政支援によるCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラル活動の徹底に関する指導意見」を起草中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月27日