中国の国務院新聞弁公室が28日に開いた会見で、商務部の責任者が世界貿易機関(WTO)第8回対中国貿易政策審議の状況について説明した。
商務部副部長兼国際貿易交渉副代表の王受文氏によると、今回の審議では65のWTO加盟国の代表者が発言した。代表者らはWTO加盟国の代表者、中国の貿易政策を高く評価、中国側が積極的にWTOの活動に参加し、加盟時の約束を真剣に果たし、漁業補助金交渉に積極的に参加し、投資円滑化の交渉を積極的にけん引し、電子商取引交渉に建設的に参加していることを認めた。また中国が国際的な感染対策の協力において重要な力を発揮していることを高く評価し、中国側がWTOによる早急な新型コロナウイルスワクチンの知的財産権保護免除の決定を支持したことを称賛した。中国が後発開発途上国の輸入品の関税を免除し、その他の開発途上国及び後発開発途上国による多国間貿易体制への加入を支援したことに謝意を表した。中国側が自発的に関税を引き下げ、外資参入ネガティブリストの項目を削減し、市場参入を持続的に拡大し、貿易及び投資の自由化・円滑化を積極的に促進し、各メンバーに大きな市場を提供していることを十分に認めた。関連国の貿易・経済協力において「一帯一路」イニシアチブが大きな潜在力を秘め、協力パートナーにより多くの発展チャンスをもたらすことを積極的に評価した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月29日