海路で上海に輸送された日本人アーティスト・草間彌生のオブジェ「南瓜」が25日、上海税関の監督管理と検査を経て、中国（上海）自由貿易試験区の保税倉庫から第4回中国国際輸入博覧会（輸入博）の展示館に運ばれた。

　上海税関は、「関連する有利な政策の働きかけを受け、海外の100点余りの芸術品が上海自由貿易試験区を経て第4回輸入博に参加する見通しだ」と表明した。

　上海自貿区国際文化投資発展有限公司の汪嘉名副総経理によると、海外の芸術機関は第4回輸入博への参加に非常に積極的で、上海自由貿易試験区から入境する展示品の中には絵画、オブジェ、現代芸術作品、海外から中国に戻る文化財など多くの「重量級」芸術品が含まれる。「自由貿易区＋輸入博」は、海外の芸術機関が中国の市場シェアを奪う新たなルート、新たな場になりつつある。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年10月29日