中国の革新指数、昨年は6.4%増の242.6

中国の革新指数、昨年は6.4%増の242.6。

タグ:革新指数

発信時間:2021-11-01 13:52:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 国家統計局社科文司「中国革新指数研究」課題チームの計算によると、中国の昨年の革新指数は前年比6.4%増の242.6(2005年を100とする)だった。国家統計局が29日、データを発表した。


 国家統計局社科文司のチーフ統計家の李胤氏は、「中国革新指数の動きは、複雑で厳しい国内外の情勢、特に新型コロナウイルス感染症の衝撃といった不利な要素を受けながらも、中国が革新を現代化建設の全局面における中核的な位置に据え続け、革新駆動型の発展戦略を掘り下げ、革新の能力・水準がさらに向上したことを示した。革新の原動力の引き出しが加速され、経済の安定的な高成長の維持、経済の高品質発展の促進に重要な支えを提供した」と述べた。


 中国の昨年の研究開発費は前年比10.2%増の2兆4393億1000万元で、世界2位をキープ。5年連続で2桁台の成長となった。その投入強度(対GDP比)は2.40%で、2010年以降では最大の伸び率となった。投入強度の世界主要経済体における順位は、2016年の16位から12位に浮上しており、経済協力開発機構(OECD)諸国の平均水準に近づいている。研究開発者のフルタイム当量は前年比9%増の年間523万5000人で、世界一をキープした。


 革新の産出の豊富な成果に注意が必要だ。昨年の中国国内の特許取得件数は前年比で42.3%と大幅に増え352万1000件にのぼった。技術移転・転化のペースアップを続けている。昨年の中国の技術市場の契約額は前年比26.1%増の2兆8251億5000万元で、技術市場が急成長している。


 李氏は、「昨年の中国革新指数によると、中国の革新の能力と水準が絶えず向上している。中国の基礎科学研究の弱点が依然として顕著で、重大なオリジナルの成果が乏しく、重要な中核技術が他者に握られる局面に根本的な変化はない。科学技術成果の転化能力もまだ弱く、人材発展及び奨励メカニズムのさらなる健全化が待たれる」と述べ、次のように指摘した。


 今後は革新駆動型発展戦略をさらに貫徹し、新たな強みを全面的に構築し発展させ、科学技術強国の建設を急ぐ必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月1日


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