張大千の「味江」、モネの「プティエリーの漁師の家」、ジャコメッティの「ディエゴの胸像」ー上海自由貿易区外高橋保税区でこのほど、国内外の芸術の巨匠による人物画、風景画、彫像が検査を通過し、間もなく第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)でお披露目されようとしている。
輸入博オフィシャル招致協力パートナー・上海外高橋集団の胡環中副総経理によると、現在すでに英国やスペインなどの11カ国・地域の20の域外機関が第4回輸入博の文化財・芸術品専門エリアでの参加を確認している。クリスティーズ、サザビーズ、フィリップスなどの世界の重要なオークションハウスが初めて集中的に出展する。これらの芸術機関は計178点の展示品を申告した。申告価格は23億5000万元。
財政部、税関総署、国家税務総局は昨年10月に合同で通知を発表し、第3回輸入博の展示期間内にすべての出展企業が販売する芸術品、収蔵品、アンティーク類展示品は、輸入関税、輸入部分の増値税及び消費税が5点まで免除されるという税優遇策を定めた。
上海自貿区国際文化投資発展有限公司の蒋名未総経理によると、輸入博の出展者側は保税サービスセンターが提供する文化財・芸術品流通全チェーンワンストップ型サービスを受けられ、かつ自由貿易区が「5点まで免税」政策を実行するという。展示期間内に取引されなかった文化財・芸術品については、展示後の保税倉庫保管・展示・取引サービスを受けられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月1日