中国国家電網(以下、国網)青海省電力会社の11月9日の発表によると、青海海南1000万キロワット級新エネルギー基地は8日、第1陣11台の新エネルギー分布式位相調整器の稼働を開始した。これは、世界最大規模の新エネルギー分布式位相調整器群を形成し、現地の新エネルギー吸収消化能力を185万キロワット引き上げたことを意味する。
国家電力調整制御センターの張怡博士によると、新エネルギーの大規模開発と利用、クリーン・低炭素・安全・高効率のエネルギー体系の構築は手本にできる重要な価値を有する。従来の無効電力補償装置と比べて、分布式位相調整器は故障時に耐電圧能力が高い、過渡応答速度が速いなどの特長を備え、電力システムの電源サイドの安定器とすることができ、将来的に高比率の新エネルギー電力システムの重要な一部になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月10日