データが語る、中国の排出削減の貢献

中国網日本語版  |  2021-11-10

データが語る、中国の排出削減の貢献。

タグ:データ 中国の排出削減

発信時間:2021-11-10 14:18:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界最大の開発途上国である中国は約30年でCO2排出強度の下げ幅を世界最大にし、世界最短の期間内にCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルを実現する。中国の目標は最大の志と野心を示した。

 

 データは嘘をつかない。中国の排出削減の世界への貢献は周知の事実だ。これは中国の非常に苦しい取り組みを意味し、また中国の気候変動問題における大国としての責任感を十分に示している。

 

 先進国が過去200年以上の産業化において無秩序に排出し、世界の気候変動に対する歴史的責任を転嫁できないことは、国際社会の普遍的な共通認識だ。中でも米国は温室効果ガスの累計排出量が世界最大の国で、1人平均のCO2排出量は世界平均水準の3.3倍にのぼる。対照的に、製造大国の中国の1人平均CO2排出量は現在米国の半分に満たず、1人平均の過去の累計排出量は米国の約8分の1となっている。データによると、米国の温室効果ガスの排出量の過去最高値は1人平均23.44トンで、2018年は16.85トンだった。中国は7.56トン。

 

 世界の主要先進国はすでにCO2排出ピークアウトを実現している。英国、フランス、ドイツ、EUは70年代にすでに実現しており、米国は2007年、日本は2013年。しかもこれらは発展段階が進み、CO2排出量の多い産業の移転による「自然なピークアウト」の実現だ。

 

 中国は昨年9月22日、国による自主的な寄与度を上げ、2030年までのCO2排出ピークアウト、2060年までのカーボンニュートラルに向け取り組むと表明した。各国が現在まで発表している目標によると、CO2排出ピークアウトからカーボンニュートラルまでにかかる時間はEUが71年、米国が43年、日本が37年だが、中国は自国にわずか30年という期間を設定した。

 

 CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標を達成するため、中国は言葉だけではなく実際に動いている。世界銀行が発表したデータによると、2005年以降の中国の省エネ規模は累計で世界の過半数を占めている。

 

 10月27日に発表された「中国の気候変動対応の政策と行動」白書によると、中国は経済・社会の持続可能で健全な発展と同時に、CO2排出強度を大幅に下げている。中国の2020年のCO2排出強度は2005年より48.4%低下し、2020年までに40−45%下げるという国際社会への約束を上回った。CO2排出量を累計で約58億トン削減し、CO2排出の急増の流れをほぼ覆した。

  

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月10日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで