第4回中国国際輸入博覧会（輸入博）が成功裏に開催された。世界最大の輸入をテーマとする国家級展示会である輸入博の人気がますます高まり、中東諸国から出展する企業が増えた。これらの企業は中国の対外開放拡大の商機の「磁力」を感じた。

　イスラエルのテック企業、BIEグループは輸入博に今年で3年連続の参加となる。BIEグループ中国区総裁のイワン・メルニコフ氏は、「輸入博には専門の業者が集まる。政府から力強いサポートを受けており、中国各地の企業から注目されている。輸入博でブランドをPRすれば便利でスムーズだ。当社は中国市場に非常に期待している」と述べた。

　オリーブオイルはシリアの特色ある製品の一つだ。輸入博の「常連客」であるシリア近東オリーブオイル社の各種オリーブオイル製品が、第4回輸入博で中国人消費者の前に姿を現した。

　同社の地域販売マネージャーは新華社に対して、「当社は現地の商標登録を出願し、中国語のパッケージデザインを作った。2018年の第1回輸入博の開催前、当社が中国市場に輸出する製品は原材料が中心で、現地でのブランド構築を考慮していなかった。輸入博の参加後、私は中国市場を重点開発市場として見るようになった。現地商標を2件登録し、代理店と積極的に意思疎通し、販路を切り開いた」と述べた。

　トルコ家電ブランドのアルズムは4年連続で輸入博に参加した。同社の会長は、「中国人消費者による家庭内の清掃用品、小型家電、スマート調理器具の需要が急増している。当社は輸入博の参加で、トルコ家電ブランドの中国市場におけるシェア拡大を目指している」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年11月11日