産業融合の協力が工業のグリーン化を推進

産業融合の協力が工業のグリーン化を推進。

タグ:工業のグリーン化

発信時間:2021-11-21 13:05:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国工業・情報化部(工信部)はこのほど、中国人民銀行(中央銀行)、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)、中国証券監督委員会(証監会)と共同で「産業融合の協力強化による産業の緑色(グリーン)発展推進に関する指導意見」を発表した。商業的に持続可能な産業融合の協力による工業グリーン発展の経路を確立し、工業のグリーン・低炭素への転換と工業グリーン発展の活発化を相互に促進して深く融合する産業システムの構築を進める。その上で、2025年までに金融機関が重点的に支援する工業企業を炭素排出削減の手本とし、中国の炭素排出ピークアウトとカーボンニュートラルの目標達成を後押しすることで、世界の気候変動への対応と生物多様性の保護に貢献する。


 指導意見は、工業のハイエンド化とスマート化によってグリーン化を支え、工業のグリーン化によってハイエンド化とスマート化を促進しながら工業の全方位、全区域、全サイクルのグリーン化を進めると強調。グリーンイノベーションチェーン、産業チェーン、サプライチェーン、消費チェーン、国際協力の5つの面でコア技術イノベーションの応用、重点業種のグリーン化改造、グリーン低炭素パークの建設、産業構造と分布の最適化、グリーン消費の高度化など8つの重点項目について全要素、全産業チェーン、全バリューチェーンのグリーン化への転換・高度化を推進する方針を打ち出した。


 また、工業グリーン発展の内包と外延を充実させながら、工業のグリーン発展を活発化する技術の経路と機能のロジックを整理した。炭素排出削減、ゼロカーボン化、炭素吸収拡大の進ちょくに応じて、以下の5つが主な取り組みとなる。


 一つ目は「減量化」で、エネルギー資源消費量、炭素排出量、汚染物質排出量を全体的に減らす。生産能力の分布と資源の配置を最適化し、製品の一貫性、信頼性、安定性などを向上させる。二つ目は「循環化」で、減量できない資源に対する循環と総合利用の効率を高め、工業資源の総合利用を生産工程・技術・設備などに広げる。三つ目は「クリーン化」で、エネルギー、工業、交通、建築、農業、その他産業のグリーン発展において、関連装備・技術とソリューションの作用を発揮させる。


 四つ目は「無害化」で、現在の技術では浄化処理が困難で排出せざるを得ない物質の無害化処理を行う。例えば、有害物質の代替及び減量化プランの採用や、水、ガス、固体汚染物質の資源化と無害化利用などだ。五つ目は「グリーン化」で、炭素吸収拡大などを後押しする工業の作用を発揮させ、工業の炭素排出による影響をヘッジする。例えば、国土の緑化、生態系の修復、スポンジ都市と美しい村の建設などの分野で装備化、スマート化の供給レベルを向上させる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月21日


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