環境目標の達成に向け加速する新エネ車

環境目標の達成に向け加速する新エネ車。

タグ:新エネ車産業

発信時間:2021-11-23 15:49:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標を受け、グリーンなけん引が新エネ車産業の新たな航路標識になっている。


 中国の新エネ車の市場浸透率は今年9月に17.3%にのぼり、多元的なユーザーを中心とする市場化急成長段階に入った。ユーザーの需要が市場の発展をけん引する主な原動力になっている。


 蔚来汽車の李斌CEOは、「新エネ車産業は現在、『政策駆動型』から『市場駆動型』への移行を加速しており、産業発展が徐々に市場化を実現している。当社は今年10月までに累計で新車を14万5703台交付している。今年1-10月の累計交付台数は前年同期比122.9%増」と述べた。


 中国汽車工業協会などが発表した「中国新エネ車産業高品質発展報告書2021」によると、世界の半導体供給不足などの影響を受けながら、中国の新エネ車生産・販売台数は今年も記録を更新している。1-10月の累計生産台数・販売台数は前年同期比でいずれも約180%増となった。新エネ車が自動車販売台数に占める割合は現在11%にのぼっている。


 安徽省江淮汽車集団股份有限公司の項興初会長は、「CO2排出削減は自動車産業に新たな変化をもたらし、自動車メーカーの競争の優位性の再構築に重要なチャンスを提供する。CO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標を受け、中国の新エネ車企業はチャンスと課題に直面する」と述べた。


 中国工業経済連合会の李毅中会長は、「カーボンフットプリントを考えると、自動車の使用部分のCO2排出を削減するだけでなく、エネルギー生産、自動車製造、廃棄処分・回収などの各部分を考慮し、自動車産業の全ライフサイクルのCO2排出削減を促す必要がある」と述べた。


 工業・情報化部のデータによると、電気自動車の平均航続距離は2016年の253キロから2020年の378キロに延びている。現在は500キロ以上に達する車が多く、これまでより大幅に延びている。


 革新駆動型は、中国新エネ車高品質発展の中心的な支えになっている。中国汽車工業協会が発表したデータによると、今年10月現在の全国充電インフラ数は前年同期比50.4%増の225万3000カ所で、バッテリー交換・充電スタンドは1086軒。


 大きな市場の潜在力と活気あふれるイノベーション環境により、中国は世界の新エネ車産業投資の中心地になっている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月23日

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