人々の消費能力と意欲の高まり、氷雪産業を力強く支える

人々の消費能力と意欲の高まり、氷雪産業を力強く支える。

タグ:ウィンタースポーツ

発信時間:2021-11-22 14:23:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 冬季五輪の開催準備を契機とし、氷雪経済は過去6年に渡り活況を呈している。


 「『十四五』スポーツ発展計画」は、「氷雪産業の全面的な高度化を促進する」と明記した。「3億人がウィンタースポーツに参加へ」は、氷雪産業の高品質発展の実現を支えている。


 ウィンタースポーツの参加には一定のハードルがあり、用品の購入と練習には一定の消費力が必要だ。スポーツの需要は消費を活気づけるが、これはまさに社会及び経済の発展と生活水準の向上が示す大きな潜在力だ。京東プラットフォームのデータによると、今年の「ダブル11」のスキー用品の受注は前年同期比23倍増で、氷上用品の取引額は前年同期比15倍増となった。


 氷雪消費のもう一つの「急成長源」は氷雪観光だ。友人を誘い周辺のスキー場でレジャーを楽しむのが新たなトレンドになっている。「中国氷雪観光発展報告書(2021)」によると、調査に加わった消費者の55%が長距離氷雪観光に意欲的で、82%が短距離氷雪レジャー観光に意欲を示した。氷雪を軸とし、飲食や宿泊などの関連産業及びサービスをけん引する。氷雪観光の付加価値は現地の経済発展により大きな活力を注いでいる。


 「中国氷雪観光消費ビッグデータ報告書(2020)」によると、中国の2018-19年の降雪シーズンの氷雪観光客数は延べ2億2400万人で、氷雪目的地における観光客1人(延べ)平均の消費額は約5000元にのぼった。氷雪消費がますます活気づいている。上述したデータの裏側には、中国の氷雪産業発展の黄金のチャンスがある。


 ウィンタースポーツへの参加の意欲が高まり、施設の供給量も増えている。冬季五輪招致成功後、「ウィンタースポーツ発展計画(2016-25年)」「全国氷雪施設建設計画(2016-22年)」などの文書が次々と発表された。国家体育総局のデータによると、今年の年初時点の全国の標準的なスケートコートは654枚で、2015年より317%増となっている。室内外の各種スキー場は41%増の803カ所。


 「2021年中国氷雪産業発展研究報告書」によると、中国の氷雪産業の全体規模は2015-20年の間に2700億元から6000億元に拡大した。「ウィンタースポーツ発展計画(2016-20年)」によると、その規模は2025年に1兆元に達する見通しだ。


 国家政策が推進力を生み、1人平均消費力の向上がペースアップをもたらし、氷雪消費を後押しする2つのエンジンを作る。


 2020年度ウィンタースポーツ大衆参加状況調査によると、人々は持続的に冬季五輪に注目し、ウィンタースポーツの認知度が徐々に上がり、氷雪消費の意欲が高まり続けている。北京冬季五輪が近づくなか、感染症の衝撃を受けた世界の氷雪産業が徐々に回復している。中国の氷雪経済は力強い反転上昇を迎えるだろう。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月22日

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