従来型産業のグリーン化や低炭素化や質の高い発展のあり方について、国家発展改革委員会などは過去1カ月の間に、エネルギー消費が大きい業界の発展に関する政策文書を2件相次いで発表し、具体的な行動基準と道筋についての国の計画を明らかにしました。
国家発展改革委員会など政府5部門は10月、「エネルギー効率の制限を厳格化し重点分野の省エネ・低炭素を推進する若干の意見」を発表しました。同意見に基づき、金属精錬、建材、石炭化学などの重点工業分野では省エネ技術の改善が展開されます。そしてエネルギー効率の制限強化により関連業界の企業で技術の高度化や改善が行われることで、エネルギー効率が引き上げられることになります。
また同5部門は最近になり、共同で「エネルギー消費の大きい重点分野におけるエネルギー効率のベンチマークレベルと基準レベル(2021年版)」を発表し、省エネ技術の改善を実施する具体的な分野と改善の要求を明確にしました。この要求は、エネルギー消費の大きい業界の省エネ・炭素削減技術改善を秩序よく行い、やみくもな発展を効果的に抑制することを目指しています。
専門家によればこれらの政策は、標準を設定することによってエネルギー消費が大きい業界の省エネ・低炭素化の技術改善を導くものであり、改善、高度化、淘汰を、期限を定めて段階的に実施することを明確にしています。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月27日