国家統計局が11月30日に発表したデータによると、11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1で、前月より0.9ポイント上昇し、好不況の分かれ目となる50を上回った。中国製造業は拡大区間に戻った。
企業規模別に見ると、大企業PMIは50.2で、前月より0.1ポイント低下し、引き続き好不況の分かれ目となる50以上を維持した。中規模企業のPMIは51.2で、前月より2.6ポイント上昇し、50を上回った。小企業PMIは48.5で、前月より1.0ポイント上昇したが、依然50を下回った。
分類指数を見ると、製造業PMIを構成する5つの分類指数のうち、生産指数が50以上を上回ったが、新規受注指数、原材料在庫指数、従業員指数、サプライヤー配送時間指数はいずれも50を下回った。
生産指数は52.0で、前月より3.6ポイント上昇し、製造業の生産活動が加速していることが分かる。
新規受注指数は49.4で、前月より0.6ポイント上昇し、製造業の需要が改善したことが伺える。
原材料在庫指数は47.7で、前月より0.7ポイント上昇し、製造業の主要原材料在庫の減少幅が縮小したことを示している。
従業員指数は48.9で、前月より0.1ポイント上昇し、製造業の雇用がやや改善したことが分かる。
サプライヤー配送時間指数は48.2で、前月より1.5ポイント上昇したが、依然50を下回っており、製造業の原材料供給業者の納品時間が長くなっていることが伺える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月1日