世界貿易機関(WTO)元事務局長のパスカル・ラミー氏はこのほど、仏紙「ル・モンド」の独占取材を受けた際に、「中国のWTO加盟は世界経済の成長を促進した。世界経済は中国のWTO加盟により利益を手にした」と述べた。
同紙の報道によると、ラミー氏は2005-13年にWTO事務局長に就任し、中国のWTO加盟に関連する交渉にも加わった。「中国はWTO加盟に向け多くの取り組みを行い、関連輸入品の関税を大幅に引き下げた」
ラミー氏は、「世界経済が中国のWTO加盟により利益を手にした。中国は設備と技術を輸入し自国の経済成長を促進した。世界各地の消費者も価格がより優れた中国製品から多くの利益を手にした」との見方を示した。
ラミー氏はWTOの未来について、「中国が加盟してから20年の間に、WTOの一部のルールに変化が生じた。しかしWTOの協議の多国間枠組みは掛け替えのないものだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月14日