今年1-11月、中国の貿易総額は前年の通年実績を上回りました。商務部の束珏婷報道官は16日、「中国の対外貿易輸出入構造は通年でさらに改善される。質の高い発展が加速的に推進され、貿易大国としての地位がより強固になり、『量の安定と質の向上』という目標任務を達成できる」との見通しを示しました。
束報道官は、商務部の見通しについて、いくつかの理由を挙げました。まず、世界経済が回復基調を維持し、外需が好転していることです。国連貿易開発会議(UNCTAD)は、全世界における貨物輸出が、今年は22.4%増加すると予測しています。 次に、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、世界的な供給不足が依然として存在していることです。中国には整った製造業体系があるので、国際市場と消費者の需要を引き続き満たしていきます。 第3点は、大口商品の価格が上昇し、輸入増の加速に比較的大きな影響を及ぼしているとのことです。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月18日