商務部のウェブサイトに掲載された情報によりますと、26日午前、中米全面的経済対話の中国側リーダーを務める劉鶴中国共産党中央政治局委員・国務院副総理がイエレン米財務長官とビデオ会談を行いました。双方はマクロ経済情勢、多国間・両国間各分野の協力について実務的、率直かつ建設的な交流を行いました。双方は、世界経済の回復がカギとなる時期にあり、中米がマクロ政策の意思疎通と協調を強化することが非常に重要だとの考えで一致しました。
アナリストは、今回の電話会談の内容にはそれぞれ重点があり、2つの変化に注目しています。一つは、基調の言葉づかいの順番には微妙な変化があり、中米経済貿易チームが交流を再開してから、双方の意思疎通がより深いレベルで具体的な分野に進み、より広く深くなったということです。またもう一つは、「マクロ政策の意思疎通と協調」が再び言及されたことです。
同アナリストは「言うまでもなく、中米双方には経済貿易の分野で依然として意見の食い違いやそれぞれの懸念があり、多くの問題で見解が異なっている。しかし、中米のような経済規模の国には、矛盾があっても構わない。肝心なのは矛盾を処理する共通認識を形成し、意見の食い違いを解決する道を見出すことだ」と指摘しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月25日