2021年の中国自動車①グローバル化が加速

2021年の中国自動車①グローバル化が加速。 2021年に入ってから、海外市場の需要回復に伴い、中国自動車ブランドは質・技術・サービスの向上により海外輸出台数が増加し続け、グローバル化は大幅に加速している…

タグ:自動車 グローバル化 輸出

発信時間:2021-12-27 11:29:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界の自動車メーカーが「チップ不足」に苦しみ、原材料価格が高止まりし、新型コロナウイルス流行が続くなどの不利な状況の中、中国自動車業は美しい上昇ラインを描き、産業の強大な粘り強さと内生的エネルギーを見せている。


 先日開かれた「2022中国自動車市場発展予測サミット」で、中国汽車工業協会の常務副会長兼秘書長の付炳鋒氏は、「電気化、ネット接続化、スマート化の技術変革に促され、2021年、中国自動車メーカーは活力を強め、市場消費ニーズは質の向上・グレードアップ傾向が続き、自動車生産・販売は全体的に安定した成長を維持し、多くの見どころもあった」と述べた。付炳鋒氏は、2021年の中国の自動車販売台数は2600万台を超えると予想した。


グローバル化が加速

 

 2021年に入ってから、海外市場の需要回復に伴い、中国自動車ブランドは質・技術・サービスの向上により海外輸出台数が増加し続け、グローバル化は大幅に加速している。


 中国汽車工業協会の統計によると、2021年1~11月の中国の自動車輸出台数は179万3000台に達し、前年の2.1倍となった。11月の輸出台数は20万台で、前年同期比59.1%増だった。


 多くの中国自動車ブランドの輸出台数が増加し、過去最高を記録した。2021年1~11月、上海汽車の乗用車輸出台数は24万500台で、昨年の輸出台数を上回った。江淮汽車集団の輸出台数は6万8000台で前年同期比112.8%増、奇瑞汽車は23万7901台で同137.6%増。


 中国汽車工業協会の陳士華副秘書長は、「輸出は2021年の大きな成長部分となった。まず、感染症流行により、海外の現地供給が追いつかなくなった。もう1つ、中国の自動車のコストパフォーマンスは確かに高く、商品のレベルが向上した」と分析した。


 輸出台数の増加と同時に、中国自動車ブランドは多くの海外市場で飛躍を実現し、順位を上げている。吉利汽車を例に挙げると、最初に海外進出した数種のCモデルは、イスラエルでは発売月に注文台数が2486台に達し、フィリピンでは吉利汽車の月間販売台数新記録を更新し、カタールでは市場シェアでトップ10入りした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月27日

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