「各民族の農民たちがメリットを得た」 新疆が農村振興事業の成果を明らかに

「各民族の農民たちがメリットを得た」 新疆が農村振興事業の成果を明らかに。

タグ:農村振興

発信時間:2021-12-26 16:35:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新疆維吾爾(ウイグル)自治区は21日、農村振興特別記者会見を開催し、新疆農村振興事業の状況と成果を明らかにした。自治区農業農村庁副庁長の徐涛氏は会見で、「新疆が近年実施している農村振興戦略によって、各民族の農民たちは実質的なメリットを得ている」と述べた。


 徐涛氏によると、2020年の新疆農村住民の平均可処分所得は1万4056元で、2016年比38%増、年平均8.3%増となり、複数年続けて西北5省・自治区のトップを保った。農村住民の一人当たり消費支出は1万778.2元と、2016年比22.2%増、年平均5.1%増だった。100世帯当たりの自家用車保有台数は22.7台で、家電は農村全体に普及。各民族の消費マインドは衣食住の確保から、美味しいものを食べることやきれいな服を着ることに変わり、生活水準が著しく向上している。


 新疆果業和田核桃交易市場の電子商取引責任者を務める郭暁媛氏はビデオを通じて会見で発言。同氏によると、2018年に新疆果業集団は4億元を投じて和田県にある7万6000㎡の敷地に新疆果業和田核桃交易市場を建設し、倉庫取引センター、電子商取引ホールなども併設することで農産物の一次加工ライン、農産物検査監視システムなどを構築した。「大手企業+拠点+合作社+栽培農家」と「産業パーク+農村ツアー・文化ツアープロジェクト」の経営モデルに基づき、クルミ栽培の第一次、二次、三次産業の融合発展を促進し、67社の合作社に恩恵を及ぼすと共に3500人の安定就業問題を解決、間接的に1万人余りの就業を後押しした。


 喀什(カシュガル)地区人力資源・社会保障局長の吐孫・賽達克氏は、同地区では近年、高等職業技術学院、中等専門技術学校、技工院校などの職業教育及び訓練機関の発展を通じ、基本的な労働素養や就職技能の訓練を行い、職業教育及び訓練体系を構築した。「今年に入って同地区では計44万4900人の農牧民を訓練し、安定的な就業を実現するために技能サポートを行っている」という。


 新疆北部の阿勒泰(アルタイ)地区は高山・森林、河谷の風景、湖、温泉など多くの観光資源を有している。同地区郷村振興局長の木合亜提・吾泰氏は会見で、地区全体で1200軒余りの民宿と550カ所の農業(牧業、漁業)観光施設があり、3000人余りの農牧民が居住地近くの就業を実現したと紹介。「同地区には世界レベルの氷雪資源もあり、我々はここ数年、文化・観光イベントを継続的に開催し、氷雪競技のブランドを確立した」としている。


 自治区郷村振興局一級巡視員の陳雷氏は会見で、新疆が貧困脱却の成果と農村振興を連動させるため、各行政単位の連携、情報交換・共有、効果的な再貧困防止モニタリングと貧困支援メカニズムの実践、貧困脱却推進地区特色産業の持続可能な発展に関する実施意見の策定を進める方針を示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月26日

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