記者がウルムチ税関から得た情報によると、今年1-11月の新疆税関の対EU貿易額は2618億2000万元に達し、前年同期比で30%増加した。そのうち、輸出額は1979億1000万元で同27.7%増、輸入額は639億1000万元で同37.6%増だった。
新型コロナ感染症の影響を受け、世界貿易が萎縮する中、新疆税関の対EU貿易は急速な増加傾向を示した。これについて、ウルムチ税関統計分析処の孫涛副処長は、中欧班列による新疆税関対EU貿易の後押し、機械電器製品が輸出入の成長の主なけん引力となったこと、クリーンエネルギー関連設備・製品輸出の台頭という3つの理由があるとの見解を述べた。
新疆鉄道部門の統計によると、1-11月、新疆税関を経由して出入境した中欧班列は1万1156便で、前年同期比で26.8%増加した。貨物輸送量は107万3000トンで同30.2%増となった。これは新疆税関のドイツ、ポーランド、オランダ、フランス、ハンガリーなどの国に対する貿易額の大幅増が後押ししたためである。
1-11月、新疆税関のEUへの機械電器製品輸出額は同32.9%増の1580億4000万元で、同期の新疆税関の対EU輸出総額の79.9%を占めた。新疆税関のEUからの機械電器製品の輸入額は29.2%増加し、同期の新疆税関のEUからの輸入総額の65.5%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月26日