中国ラオス鉄道の開通から1カ月、旅客・貨物輸送のボーナスが顕在化

中国網日本語版  |  2022-01-05

中国ラオス鉄道の開通から1カ月、旅客・貨物輸送のボーナスが顕在化。

タグ:中国ラオス鉄道 旅客・貨物輸送

発信時間:2022-01-05 14:48:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ中国ラオス鉄道の全線開通から、今月3日で満1カ月となった。この1カ月に渡り、中国ラオス鉄道の客運サービスは現地人の移動の利便性を大幅に上げた。貨物輸送は双方の経済・貿易往来の促進を円滑にした。旅客・貨物輸送が共に好調で、中国ラオス鉄道の旅客・貨物輸送のボーナスが顕在化した。

 

 ラオス中国鉄道有限公司の発表によると、今月2日までの中国ラオス鉄道ラオス区間における高速列車運行本数は64往復で、乗客は累計で4万5800人。貨物列車の運行本数は49.5往復で、累計4万9900トンの貨物を輸送。旅客・貨物輸送が共に好調だった。

 

 感染対策が行われているが、中国ラオス鉄道の高速列車「瀾滄号」の祝祭日の切符は売り切れになる。便利で安全でスムーズな中国ラオス鉄道はすでに、ラオス人の交通・移動の重要な選択肢になっている。毎日多くの市民が駅で列を作り切符を購入し、中国ラオス鉄道が仕事と生活にもたらした大きな変化を体験している。

 

 また記者の調べによると、中国ラオス鉄道の開通後、ビエンチャン発中国着の貨物列車は常に過密スケジュールとなっている。中国ラオス鉄道ラオス区間の貨物列車は現在、注文でパンク状態だ。

 

 雲南農墾集団雲橡投資有限公司(以下「同社」)がラオスで生産・加工するゴムも、ビエンチャン発中国着の列車を利用している。同社は目下、勢いに乗りラオスにおける事業を拡大・再編することを検討中だ。

 

 同社の生産経営管理部のサブマネージャーは、「中国ラオス鉄道はラオスの発展と企業や一般人、特に栽培に従事する一般人にとって有利だ。当社が生産するゴムは中国で販売される。現在の市場価格も好調だ。中国ラオス鉄道は輸送費の削減を促す。当社は現在、事業拡大・再編を検討している」と述べた。

 

 同社は2005年にラオスに進出し、ケシ代替作物の栽培に従事している。現在までの対ラオス投資額は10億1200万元で、21のゴム生産拠点を建設し、11万ムーの栽培面積と6000人分以上の雇用を創出した。

 

 同社の副総経理の李沐璠氏は記者に、「中国ラオス鉄道の開通は、両国の人員の交流を力強く促進し、物資の輸送もより便利になった。これは両国の貿易往来にとってメリットだ。当社は一帯一路の波に乗り、ゴム産業プロジェクトへの投資を拡大し、地域経済の成長率を引き上げ、人民の生活水準を上げ、中国ラオス運命共同体の構築に貢献する。当社は1カ月に渡り中国ラオス鉄道を利用し、中国に約4000トンのゴム製品を輸送した。当社は将来的に毎年約5万トンのゴムを中国ラオス鉄道により国内に輸送することになる」と述べた。

  

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月5日

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