昨年以降、新エネ車が常に爆発的な発展を呈している。多くの上場企業もこのトレンドに乗り、リチウム電池産業チェーンに向かいモデル転換している。
資本市場を見ると、昨年はリチウム電池関連銘柄が急騰した。記者の大まかな統計によると、昨年より20社を超える上場企業が業界を跨ぎリチウム電池産業チェーンに進出している。
昨年以降、新たにリチウム電池産業チェーンに進出した上場企業は、すでに株価急騰の「うま味」を手にしている。多くの化学工業企業も昨年、リン酸鉄リチウムに巨額の資金を費やした。
大手が生産を拡大し、経験のない企業が業界を跨ぎ進出する。リチウム電池産業チェーンは昨年、資本市場の人気者になった。しかし業界の壁は高く、業界を跨ぐリスクを無視できない。
上海鋼聯のデータによると、春節に向けた集中的な在庫確保などの要因により、リチウム価格が再び過去最高を更新した。今月5日には市場の電池用炭酸リチウムの提示価格が1トンあたり32万5000元にのぼった。しかし価格交渉による取引成立の中心は1トンあたり29-30万元だった。
アナリストは「証券日報」に対して、「ある電池メーカーは炭酸リチウムの不足により生産停止を余儀なくされた。産業チェーン全体で供給が不足している」と述べた。
新エネ車業界の活況は、リチウムの供給不足を招いた。新エネ車の総量の増加に伴い、リチウム電池産業チェーンがさらにペースを上げている。
データによると、中国の新エネ車生産・販売台数が昨年11月、記録更新を続けた。生産台数は前年同月比130%増の45万7000台、販売台数は120%増の45万台にのぼった。昨年1-11月の生産台数は302万3000台、販売台数は299万台で、いずれも前年同期比で170%増。昨年12月も生産・販売台数が増加を続け、昨年通年の生産・販売台数が340万台を上回る見込みだ。
高工鋰電は、中国の今年の新エネ車販売台数が550万台を上回ると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月6日