複数の中国企業でつくるコンソーシアムがこのほど、フィリピン国鉄南線長距離輸送区間1期事業を落札した。これまででフィリピンで営業距離が最長かつ最高速の鉄道事業を請け負う。現地のインフラを整備し、輸送能力を強化し、移動の需要を満たす。
フィリピン運輸省が18日に発表した声明によると、1期事業の出発点はラグナ州カランバで、終点はアルバイ州レガスピ。全長380キロで、ルソン島南部の各州を結ぶ。これはフィリピンの重点プロジェクト「ビルド・ビルド・ビルド」の一つで、事業総工費は1420億フィリピン・ペソ(約28億ドル)。
声明によると、同事業の旅客列車の営業速度は最高で時速160キロにのぼる見通しだ。貨物列車は時速80−100キロ。年間旅客数は延べ1460万人まで対応可能。竣工後、マニラ首都圏から南部のビコル地方への移動時間が現在の12時間から4時間に短縮される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月18日