工業・情報化部の責任者は国務院新聞弁公室が20日に開いた会見で、工業及び通信業の注目の話題について回答した。自動車用半導体不足の解消について、報道官で運行観測協調局長の羅俊傑は次のように回答した。
昨年は世界的な集積回路生産能力の逼迫が続き、自動車業界が大きな衝撃を受けた。国内外の多くの自動車メーカーが減産、もしくは短期的な生産停止を余儀なくされた。工業・情報化部は各種措置により半導体の供給を確保するため取り組み、自動車産業の安定運行を維持する。
市場調節メカニズムが徐々に効果を発揮するにつれ、また各級政府、自動車メーカー、半導体メーカーの共同の取り組みにより、自動車関連の半導体不足の影響が現在、徐々に解消されている。しかし世界的な集積回路サプライチェーンの安定性は依然として厳しい試練に直面している。今後長期に渡り、半導体の供給は依然として逼迫する。
今後は関連国及び地域と意思疎通と協力を強化し、国内外の中堅企業が投資を拡大し、半導体全産業チェーンの供給能力の向上に取り組むことを奨励する。その一方で、要素資源の自由な流動を促進し、公平で公正な市場環境を構築し、集積回路産業の高品質発展を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月21日