メディアの報道によると、北京ヒュンダイの重慶工場が生産停止の状態となっている。
記者の調べによると、韓国車全体が2017年より低迷を続け、販売台数が年々減少している。北京ヒュンダイは中国に5大工場を持つが、現在すでに1軒を売却している。残されているのは北京の2工場、重慶の1工場、滄州の1工場の計4軒。
韓国車の中国市場の販売台数は、2017年より低迷を続けている。中国汽車工業協会のデータによると、2016年の114万台というピークから、すでに2021年の38万5000台に減少している。この低迷により、北京ヒュンダイの工場は生産能力余剰の問題に直面している。
韓国車と異なり、VW、BMW、ホンダ、日産などの独米日メーカーは中国の消費者の特徴に合わせ、ロングホイールベースやオプションカスタム版などの中国市場専用車種を発売している。GMはさらに上海にデザインセンターを置き、中国人消費者に特化した車種を作っている。
それと比べると、ヒュンダイはキアなどの韓国車メーカーの動きは遅く、大半が従来の車種を導入する形で生産している。業界のベテラン専門家は、「韓国車メーカーは現地(中国)の研究開発にあまり取り組まず、主に既存の車種を輸入している」と指摘した。これは韓国車の中国市場における競争力をある程度落とした。
韓国車の中国市場での低迷は、中国自主ブランドの力強い台頭とも関係している。製造水準の向上に伴い、中国ブランドは近年すでにロー・ミドルエンドからミドル・ハイエンドに徐々にモデル転換すると同時に、優れたコストパフォーマンスを保っている。一部の韓国車と位置づけが重なり、市場の競争が生じた。
中国汽車工業協会のデータによると、中国ブランドと韓国ブランドの市場シェアは2019年より「トレードオフ」の局面を呈している。中国ブランドの乗用車市場シェアは2019年の39.2%から21年の44.4%に上がったが、韓国ブランドは4.7%から2.4%に低下した。今年1月現在ではすでに2%未満になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月23日