韓国貿易協会傘下の国際貿易通商研究院は14日、「2020年世界輸出市場トップシェア商品」分析報告書を発表した。それによると、2020年を基準とすると中国のトップシェア商品が最も多く、1798の商品が世界輸出市場でトップシェアを占めた。2位以下はドイツ(668)、米国(479)、イタリア(201)、日本(154)。韓国はインド、オランダ、スペイン、フランスに続く10位。15日付韓国紙「ハンギョレ新聞」が伝えた。
韓国と中国で市場シェアが1・2位の10の商品のうち、韓国のタンカーと冷間圧延製品が中国を2桁リードした。韓国がトップシェアから陥落した11の商品のうち、中国に抜かれたのは3つ(半導体メモリなど)。これは中国における外資系企業の生産・輸出の拡大によるものと分析されている。他にも報告書は、輸出4大国(中国、米国、ドイツ、日本)のトップの商品のうち、韓国が2−3位に浮上した商品は173。韓国貿易協会の金雅琳研究員は、「2020年は感染症の影響で国際貿易が縮小したが、韓国の輸出市場トップシェア商品の数がやや増加した。しかし輸出の主力商品については、日本などとの競争が日増しに激化している。商品の競争力を高めるため、韓国は研究開発力を強化し、多元的な商品を販売する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月16日