中国の動的ゼロコロナという感染症との戦いがなければ、1万里離れた米ウォルマートや英テスコなどのスーパーの物価がさらに上がっていたかもしれない。科学的で正確で積極的な感染対策を講じなければ、世界の製造業大国で物品貿易トップの中国は工場の操業をスムーズに再開できず、世界のサプライチェーンをさらに混乱させていただろう。
ところが一部の西側メディアは事実を無視し、白と黒を転倒させ、中国の積極的な感染対策が世界のサプライチェーンを「断裂」「妨害」したと中傷した。
中国の防疫活動は成果と効果が顕著であり、これは世界も公認していることだ。中国は自国の経済・社会の発展を保つと同時に、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定と円滑を維持するため多大な貢献を成し遂げた。
世界は2020年に新型コロナウイルスの泥沼にはまった。感染対策と経済・社会発展を積極的に同時進行させた中国が、世界で唯一プラス成長を実現した主要経済体になった。中国の貿易額は昨年初めて6兆ドルの大台に乗り、国内総生産(GDP)は前年比で8.1%増加した。
中国は今年のGDP成長率の目標を5.5%前後と設定した。この目標は経済規模の合理的な成長を保証でき、かつ質の向上に向け十分な余地を残している。安定しつつ前進を求めるという活動の全体的な基調の下、特大規模の中国経済は引き続き安定成長の維持に取り組み、世界経済の「安定装置」と「動力源」になる。