商務部の高峰報道官は21日の定例記者会見で、「中国経済は消費ポテンシャルが大きくて強靭(きょうじん)であることで、回復傾向は今後も続く見通しだ」と述べました。
高報道官はまた、「今年に入ってから、中国の消費市場は総体的に回復のモメンタムを示している。第1四半期(1-3月期)における最終消費支出の経済成長への貢献率は69.4%に達した。消費は依然として中国の経済成長の最大の原動力だ」と説明しました。
国家統計局がこのほど発表したデータによれば、今年第1四半期、全国のネット通販の小売額は前年同期比6.6%増の3兆100億元(約60兆円)でした。うち、実物商品のネット小売額が社会消費財の小売総額に占める割合は前年同期比1.3ポイント上昇して全体の5分の1を超えたとのことです。
高報道官はさらに「モニタリングデータによれば、フードデリバリーの売上高は前年同期比で2割以上の増加となった」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月23日