米商務省が4日に発表したデータによると、商品輸入額の急増の影響を受け、米国の3月の商品・サービス貿易赤字が前月比22.3%増の1098億ドルにのぼり、過去最大になった。
商品の輸入額が2988億ドルに急増したが、これはロシアとウクライナの衝突以降の、世界的な原油及びその他の大口商品の価格の急騰の影響を反映した。具体的に見ると、米国の3月の工業用品及び材料の輸入額は前月比で113億ドル増加しており、うち原油輸入額は12億ドル増となっている。
アナリストは、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続き、サプライチェーン問題が持続的に国際貿易を妨げていることから、短期間内に米国の貿易赤字の拡大傾向に歯止めがかからず、経済回復の足を引っ張り続ける恐れがある」と判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月5日