5G、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、スマート交通施設といった新世代の情報技術(IT)のイノベーションにより、自動運転とスマートカーに対する各方面の期待がますます高まりを見せるようになっている。このほど大手会計事務所のKPMGが発表した自動運転に関する報告書によれば、中国の自動運転商用化の見通しが広いという。中国新聞網が伝えた。
同報告書は中国の自動運転発展プロセスが直面する挑戦とチャンスに着目している。その中で、中国企業はすでに自動車のシステム集積において大きな発展を遂げたが、センサーや制御アルゴリズムなどのキーテクノロジーのイノベーション能力はさらなる向上が必要であると指摘している。
KPMGの関係責任者は、「人々のスマートコネクテッドカーを受け入れるレベルは引き続き変化しており、価格がその原因の1つだ。これまでの『グローバル自動車業界調査』では、中国の自動運転機能の初期の消費者は大半の国の消費者よりも受容度が高かった。しかし自動運転機能は自動車の他のハイレベル機能に比べてより高価であるため、大半の消費者が価格を受け入れられない。そのため自動運転業界の成長ペースは制限されいる」と分析した。
同報告書によれば、中国のデジタルインフラ建設は先端レベルにあり、現在は交通インフラスマート化発展という新たな段階に入りつつあり、大量の資金と計画を進める時間が必要だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月15日