ライブコマースで買い物をしながら、英語も学べる。最近、教育サービス大手の新東方が打ち出したバイリンガルスタイルのライブコマーススタジオ「東方甄選」の人気が急上昇している。「北京商報」が伝えた。
データによると、東方甄選は約7日間で157万9千人のフォロワーを獲得し、そのうちライブコマースで獲得したフォロワーは121万2千人だった。ライブコマースの売り上げ上位3品目には、書籍・音響映像製品、生鮮品、食品・飲料品が並び、いずれも売上高が1千万元(1元は約20.1円)を超えた。
バイリンガルライブコマースの人気が沸騰し、株価が急騰した後、新東方は市場に「オリーブの枝」を差し出して人材獲得に乗り出した。
今すぐにも必要な人材は、バイリンガルのライブ配信パーソナリティ、英語のパーソナリティ、ショート動画共有アプリ「抖音(TikTok)」のカスタマーサービス担当者、ショート動画のエディター、運営担当者・ディレクターなどだ。
このうちバイリンガルパーソナリティの待遇は羨望の的となっている。就職支援サイトのBOSS直聘の関連情報によれば、現時点で東方甄選のバイリンガルパーソナリティの月収は5万-6万元になる。
このほか、求人情報によれば、英語パーソナリティの待遇は月収2万5千-3万5千元、12ヶ月働くと14ヶ月分の給与を支給されることになっている。食品類を販売するパーソナリティ、抖音のパーソナリティ、農産物のパーソナリティ、ライブコマースの教師はいずれも月収が2万元から4万元になる。
BOSS直聘の職業アナリストの単恭さんは、「東方甄選のライブコマースの特色はバイリンガルパーソナリティにあり、プラットフォームでの求人で提示される給与は5万-6万元だ。他の企業でも似たようなポジションの求人があり、『バイリンガルパーソナリティ』や『外国語パーソナリティ』などとして募集しており、給与は1万元から5万元までの間でばらつきがあり、これは主に地域や業界の違いによるものだ。一線・二線都市や従来型の消費財を取り扱う業界は相対的に待遇が良い。バイリンガルパーソナリティや外国語パーソナリティを募集する企業の大部分は、対外貿易業務を拡大しようとしているからだ」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月15日