近年「巣ごもり経済」や「ぼっち飯」の発展に伴い、レトルト食品(預制菜)が徐々に飲食市場で注目を集めている。料理が苦手な消費者でも美味しい料理を作れる。
京東消費状況の「2022レトルト食品消費トレンド報告書」によると、消費者の「料理の時短」の需要と感染症の影響により、レトルト食品の消費の需要が大幅に増加している。昨年のレトルト食品の取引額は前年比で156%増となった。昨年のレトルト食品ブランド数は2019年比で1.5倍増加し、レトルト食品の商品数は2.5倍増となった。
順徳職業技術学院調理学院の馮才敏院長は、「レトルト食品は調理師の新しいコースであり、同時に郷土料理を中国全土、さらには全世界に進出させることが可能だ」と述べた。人気のレトルト食品新市場はさらに、出稼ぎ労働者により多くの雇用機会を提供できる。商品の研究開発にせよライブコマースにせよ、求職者は自身の長所と特徴に合った仕事を探せる。レトルト食品の人材育成には、調理師の技能を経験から科学に変え、量化・系統化・標準化された作業方法により、調理師の「秘訣」を目に見える形にする必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月17日