対外開放の断固とした推進により、中国への投資の余地も拡大した。今年に入ってから金融市場の開放措置が集中的に実施され、「滬倫通」(上海・ロンドン・ストックコネクト)や相互接続の対象範囲が持続的に拡大し、外国人投資家がA株取引に参加できる範囲がさらに開放された。開放ペースはますます速く、力の入れ方はますます強くなり、海外投資家の中国資本市場への参入度はますます高くなっている。資本市場の制度開放が進むにつれて、外資の中国進出の道はますます広がり、中国資産の購入を加速させる海外投資家が増えることは間違いないだろう。
A株の割安なバリュエーションは、海外投資家にとって長期的な投資価値を生み出す。海外市場のボラティリティが高まる中、割安なA株が独歩高となり、市場の強靱性と長期的な投資価値がさらに浮き彫りになっている。また、中国国内のマクロ経済安定重視の金融政策が人民元為替レートを支えている。人民元為替レートはこのところ明らかに安定しつつあり、人民元資産に資金配分する価値が高まっていることも、海外投資家が中国市場に「信任票」を投じる要因となっている。
大局を見定めてこそ、未来を思うがままにできる。歴史的経験が示すように、外部環境の混乱は中国の発展の道筋を変えることはできない。我々が自分たちの仕事に集中し、改革開放を揺るぎなく推進、的確な施策でさまざまな困難を克服すれば、外部の試練を自らの発展のチャンスに変えることができる。開かれた中国はチャンスにあふれ、発展する中国は大きく開かれている。中国市場の先行きに明るい見通しを持ち、中国経済に投資することは、先見の明のある選択だと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月18日