「国家道路網計画」の正式発表により、国家道路網の2035年までの建設の青写真が描かれた。
同計画によると、今回の新設される国家道路の過半数が西部地区に位置する。主に新疆維吾爾(ウイグル)自治区と西蔵(チベット)自治区を出入りする交通運輸条件の改善、西部陸海新ルートの能力の向上、成渝(成都・重慶)地区ダブル・シティー経済圏の中枢機能の強化、国境などの重点エリアの道路網の強靭性の向上、高品質産業資源の連結効率の向上などに用いられる。
新疆維吾爾(ウイグル)自治区は西部の奥地にあり、面積が広い。道路網の弱点を補強し、新疆シルクロード経済ベルトコアエリアの建設を支え、現地の発展に恵みをもたらす大きな余地が残されている。同計画は新疆維吾爾(ウイグル)自治区の4本の路線を国家高速道路に、15本を普通国道にし、かつ一部の既存の路線を延長することで幹線道路網の構造を最適化・改善する。第14次五カ年計画(2021−25年)最終年までに、全区道路総延長を22万キロ(兵団を含む)に、高速道路及び1級道路の総延長を1万キロ以上にする。新疆維吾爾(ウイグル)自治区全体の幹線道路を環状にし、東とつながり西に出る、南北が円滑に通じる快速道路網構造を全面的に構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月29日