全国行政村の「ブロードバンドフルカバー」の歴史的な実現後、中国の情報インフラ建設から再び朗報が伝わった。今年6月末現在の全国の設置・開通済みの5G基地局数は185万4000カ所で、5Gネットワークがさらに県・郷へのカバーを広げている。「県5Gフルカバー」が現実になっている。

　デジタル中国の建設は近年、基礎固めから発展に移り、 切磋琢磨しながら顕著な成果を手にしている。デジタル資源の価値がスムーズに引き出され、デジタル技術のイノベーション力が急増し、デジタル経済の発展規模で世界をリードし、デジタル政府ガバナンスサービスの効果・機能が大幅に強化され、デジタル社会サービスがより普遍的で便利になった。次々とアップデート・更新される基地局が情報の高速道路を築き、あらゆる方向に広がる光回線が都市部と農村部を一つに結び、無数の人々がデジタル中国建設の豊富な成果を共有している。

　村ブロードバンドフルカバー、県5Gフルカバーは、都市部と農村部のデジタル格差を解消し、農村振興をより良く支えるため不可欠だ。今日の中国農村の新しい絵を広げると、ネットワーク建設の活力が浮かび上がる。ECライブ配信により、陝西省柞水県金米村の「小木耳」が全国各地に飛ぶように売れている。オンラインPRプラットフォームの構築により、浙江省淳安县下姜村の特色観光が活気づいている。スマートオンライン教室により、貴州省畢節市の山間部で暮らす児童が、千里離れた都市部の児童と共に音楽の授業を受ける。広がり続ける情報ネットワークは、農村発展に「インターネット＋」の翼を添え、高品質公共資源の農村部普及を早め、農村の情報サービス水準を高め、農村振興の堅固な支えになっている。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年8月2日